まともに雪山に入るのは初めてで、装備に思い悩む。持って行く物はあれこれ考えたものの、失敗だったのは着ていく物。昨年の大台ケ原でスキーウェアが過剰装備だったのもあり、今回はアウターをバイクのカッパで代用したが、コレがまずかった。足回りは、普通の皮製軽登山靴にオイルで対処し、8本爪アイゼンも携行。
早朝から山に入ると、リフトはまだ運行していない。で、雪の無いSKI場を登り始めると、半分ぐらい行ったとこで暖機が始まった。もう少し遅く入った方が、結果的には早く上につけたのかも・・・。文句を言いつつ、ゲレンデ上部に辿り着く。ここで小休止の後、雪山らしい道に入っていく。
なんせ経験が無いもんで、雪山と言うものに無頓着だったように思う。途中、つかまりどころの無い雪の斜面を攀じ登るが、そこで滑ったらどこまで滑落するか分からんとこだったと、聞いたのは通過してからだった。確保も何も無かったぞ。
で、どうにか山頂へ。風が強く、身体があっという間に冷える。バイクのカッパはウィンドプロテクションはOKだが、透湿機能が無く、かいた汗がすべて内側に結露してべちゃべちゃになった。それが風で冷やされるので、冷たいことこの上ない。バーナーで茶など沸かすが、少々飲んでも温まらず、風下で震えているしかなかった。
とにかく身体を動かし続け、早めに下山にかかる。標高が下がると風も弱まり、少しはマシになってきた。往路で乗らなかったリフトには目もくれず、ゲレンデ下部まで歩いて降りると、ボーダーのライセンス検査をしている。ど下手くそでも通っているようだが、下には下が居り、本当にヤバいのには発給していない。この頃は、こういう制度があって良かったのに・・・と、今更昔を懐かしむ。
さてクルマに戻り、帰路の名神は黒丸PAにてうどんを食す。温かいうどんは五臓六腑に染み渡り、ようやく生き返って京都に向かった。



